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じ**♪
本の重み
上巻でも書いたけれど、最初に読んだのは文庫版でした。でもどうしても単行本で読みたくてまた買いそろえました。もうね本の重みが、重量だけじゃなくて中身の重みがずっしりときます。どちらかというと男女の恋愛ものが好きでないわたし。推理ものとかハードボイルドが好きだったんです。それが偶然にも中山可穂作「白い薔薇の淵まで」の文庫本の古本を見つけ、惹かれるように手に取りました。それからです。可穂さんにはまったのは。女性同士の恋愛はわたし的に有りです。女子高時代、付き合ってた彼がいたにもかかわらず同級生の女の子を好きになりました。それは片思いで終わりましたけどね。話が脱線しましたが、この下巻もとっても良いです。アンナの扱いが少し雑かなって思うところはあるけれど、どの人物も魅力的です。重苦しいテーマなんだけれど最後はすっきり(笑)ざまあみろって思うのはわたしだけでしょうか。現実はそう都合よくいかないけれどこれはこれでいいんです。とにかくすごい大作。読み応えありです。
M**M
これまでとは毛色がちがう作品です
ミステリ仕立てで、これまでの中山さんの作品とは、かなり毛色のちがう作品ですね。わたしは中山さんの世界が好きなので、この作品も夢中になって読んだことは読んだのですが、あんまりミステリっぽい方向には進んで欲しくないなあ……。そういう作家だったら、他にもいると思うんです。中山さんの描く世界といっても、必ずしもレスビアンの激しい恋だけを書いて欲しいという訳ではなくて、人間の心の奥底から突き上げてくる、どうしようもない衝動という熱情というか……そういうものを書いて欲しいんです。『ケッヘル』ももちろん楽しめましたし、久しぶりに新作を読めたのは本当に嬉しかった!でも、あまり他の要素を盛り込まずに、人間の業とか、哀しさとか、やさしさとか、非情さとか……ひたすら、そういうものだけを見つめて欲しいです。ジャンル小説には踏み込まないでネ。ちなみに、わたしは『弱法師』の『浮船』が大好きです。これも中山さんの作品の中では、もしかしたら主流からは外れているのかもしれませんが……。いろいろと書きましたが、大好きな中山さんの作品だからこそ、想いが溢れてしまうだけで、上下巻とも読んで損はないと思いますよ♪
G**5
上下巻一緒に買うのをお勧め
上巻が良かったら下巻を買おうと思って同時に買わないと上巻が良いところで終わるので多分、後悔すると思います私は始めて読む作家にも関わらず、評価が高かった事もあり上下一緒に買って正解でしたもし上巻だけ買ってたら、下巻を探しに夜中に空いている書店を回ったかもしれない
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1 day ago
3 weeks ago