Japanese Movie - Kanashi Kibun De Joke [Japan DVD] DB-603

たけしさんの監督映画はどうも性に合わないというか、良さが自分にはあまりわからない。その男～とか座頭市とかいいな～ってのもあるんだけど。でも、役者としては、独特な雰囲気があり、くそまじめな役でもおちゃらけた役でも行けてしまう。演技がうまいってわけではない、むしろ上手くない…かもしれませんが、存在感と空気感は唯一無二だから、演出がうまくはまれば、すごくいい作品になる。この映画も正直演技は上手くないですよね。演出ももう少し深みが欲しいし、泣けそうなところはもっと突っ込んで視聴者を泣かしてほしい。だけど、たけしさんの存在感でいい作品に仕上がったと思います。

80年代にテレビで見てその後、放映されないまま今日まで来ましたので購入しました。余命の宣告を受けた息子と向き合い、残り少ない時間の中で息子の為に不器用ながらも何かをしようとする父親や自分の事よりも周りの大人に気を遣う息子の姿に感動しました。最後、息子が息を引き取る時に泣きながら「俺に抱き着け」と言う父親役が日頃、お笑いをしているたけしさんだけに余計に泣けました。

昔は良かった作品。思い出補正でした。

しかしいい映画だと思います。ガキの頃親とTVで観てラストシーンで号泣しました（笑）どこか大人になりきれないだらしない父親だからいいんです。たけしさんの演技は素晴らしくハマリ役です。残念なのは最後石倉さんがたけしさんに「お前悲劇の父親だよ」と話すシーンが早口だからなのかちゃんと聞き取れず・・

ビートたけしさんの若かりし頃の映画で、たけし軍団も出演しています。勢いのあるたけしさんがスクリーンから伝わってきます。このころのたけしさんが大好きです。星5つ。